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Author:花工房
「体験できる宿」つきだて花工房の裏舞台から表舞台まで(逆では?)お見せしちゃいます。里山を舞台に繰り広げられる、田舎暮らしに役立つ(?)、おいしい(?)、楽しい(?)日々。
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花々日記
田舎体験・里山体験のできる宿-つきだて花工房スタッフがお送りする裏情報?
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首都圏との交流のこと~援農ボランティアさんをお迎えして
この冬はいまのところ雪がほとんど降らず、快適な福島は月舘です。

ただ、この先は春のどか雪のシーズン。

果たしてこのままで済むのか…


そんな里山にも春の妖精が舞い降りてきています。

b14020201.jpg


先日散策路で一輪だけ見つけた福寿草、今日は周りの数株が咲き始めていました。

その散策路を一緒に歩いたのは「出版労連 震災ボランティア」のみなさま。

立春を間近に控えた2/1、東京から月舘にいらっしゃいました。

目的は「援農ボランティア」。


福島の農家はいつ終わるともしれない風評被害に、今も苦しんでいます。

そんな農家の人たちの、少しでも力になりたいという熱い思いと共にいらっしゃいました。

ただ、時期的には農作業もそれほどないこの季節。

そこで農家が置かれている現状を、お話を伺うことで知っていただくということを含め、今回ご案内しました。


まずは昼食後の腹ごなし。

敷地内で以前作っていた原木しいたけを収穫します。

DSC_1149.jpg

これはのちほど刻んで放射能測定に。


次に農家訪問。まずはきのこ農家へ。

おがくずを培地として菌床キノコを栽培している「斎藤きのこ園」を訪れました。

DSC_1160.jpg

ブルーシートがかけられているのはきのこ栽培の培地(野菜で言えば畑)となるおがくずです。

おがくずは、以前は地場のものを使っていましたが今は遠くから取り寄せています。

放射性物質の付着した地元の木からとったおがくずは使えなくなってしまったからです。

もちろん運賃もかかるので以前に比べてかなりコストがかさむようになりました。


「もう入替の時期なんであんまりないんですが…」

ナメコを育てているビニールハウスを見学。

震災の前と後で何がどう変わったのか。

東電の賠償の問題、跡継ぎの話。

印象的だったのは「モチベーションが上がらないですよね…」という言葉。

栽培するきのこの種類も減らしたそうです。

DSC_1168.jpg

それでも少しずつ、前向きな気持ちになりつつあるとのこと。


次に訪れたのはあんぽ柿農家の菅野さん。

お友達の千葉さんと一緒に、たくさんのごちそうを用意して待っていました。

DSC_1172.jpg

お二人は大の仲良しで、「夫婦で泊まりに来てんだよ」と千葉さん。

多いときで年54回泊まっていたとか…毎週ですよね。

食卓にはお手製のこんにゃくや漬物、甘酒などなど…ちょうどおやつの時間でしたが、おやつとは言えないような種類と量。

「全部自分で作ったんだから」

たくさんの人と接すること、そして振る舞うことが大好きなんです。

今は冬場の大切な収入源だったあんぽ柿が作れず、暇を持てあましているとのこと。

表面には出さないけれど、やはり辛い気持ちはあるのではないでしょうか。

そんなことはおくびにも出さない、天性の明るさの持ち主です。

たくさんのごちそうを前に、みなさん肝心なお話は聞けたのでしょうか。

DSC_1178.jpg

帰りがけにあんぽ小屋を見学。

「今年は作れると思うんだよね」

まだ遠いですが秋が楽しみです。


さて先ほどのシイタケ。

細かく刻んで測定容器に詰める体験をしていただきました。

DSC_1184.jpg

これを測定器にセットして測定開始。

パソコンには測定状況がリアルタイムで表示されます。

測定を始めた途端、放射性セシウムの検出を示す山がみるみる表示されました。

結果は…4,670Bq/kg(合算)。今まで測定したもののうち一番高い値が出ました。記録更新!

(測定時間が重量の割に短いので、あまり精度の高い測定ではありません)

原木シイタケを作れるのはいつの日でしょうか…


翌日は果樹農家でいよいよ援農です。

サクランボ、桃、りんごを作っている斎藤さんの桃畑へ。

b14020202.jpg

今は剪定の季節。

畑に落とされた剪定枝をみんなで一カ所に運ぶのが今回の任務です。

黙々と作業に励みます。

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季節外れの暖かさの中、みなさん黙々と作業に励みます。

昨日摂りすぎたカロリーは少しは消費されたでしょうか。


育てている桃は10種類以上。

木の本数は100本以上。

1本の木からは300個の桃を収穫。多いもので5~600個とのこと。

もちろん手作業です。

「(奥さんと)二人じゃとても間に合わないから、(バイトの)人を頼むんだよ」

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このあと摘蕾、摘花、摘果…そしてその間にはこまめな消毒と作業は休みなく続きます。

ソメイヨシノが終わりに近づく頃、この畑は桃色の花が一面に咲き、文字通り桃源郷のようになるはずです。



あんぽ柿もそうですが、農産物を作ることでそれを作る農家だけが収入を得ている訳ではありません。

農業資材、出荷用の資材、それらを運ぶ人たち、作業を手伝う人たち。

一つの品目が出荷できなくなる(出荷量が減る)ことでそれらも止まる、あるいは減ってしまいました。


「(なかなか買ってもらえない)この状況をどうやって打開していったらいいと考えてますか?」

参加された方から聞かれましたが、はたしてどうしたらいいのか。

「福島の農産物は買わない」という方は県内にも依然としていらっしゃいます。

実際にはほとんど放射性物質が検出されないにもかかわらず、汚染されていると信じている方もいます。

そういう方の意識を変えていくのはとてつもなく大変なことに思えます。

今考えているのは「なんとなくイヤ」という方になんとか働きかけられないかということ。

では何をどうしたらいいのか。自分自身もまだまだ模索している状況です。


ただ今回のように、余所から来ていただき、実際に目で見て・話をして・体験していただく。

それで見える、わかることはとても大きいように思います。

普段ここにいるとわからないことが、外からの目で見てもらうことでわかるということもあります。

ここで暮らしている方にとってもとても貴重な体験になるはず。


このような交流の機会、これからも作っていきたいと思います。

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