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Author:花工房
「体験できる宿」つきだて花工房の裏舞台から表舞台まで(逆では?)お見せしちゃいます。里山を舞台に繰り広げられる、田舎暮らしに役立つ(?)、おいしい(?)、楽しい(?)日々。
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花々日記
田舎体験・里山体験のできる宿-つきだて花工房スタッフがお送りする裏情報?
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明日は3月11日
明日は3月11日。


3年前の今日、こんな状況になっていると誰が想像できたでしょうか。


3年前の「あの日」。

事務室で事務作業をしていました。

どんな内容だったかは全く覚えていません。

午後2時46分。

「いつものような」揺れから始まった地震は時間を追うごとに大きく、いや激しくなりました。

デスクの上のPCを倒れないように必死で押さえ、なんとかシャットダウンしたのは覚えています。

揺れが小さくなり、「収まるか…」と思った途端にまた大きな揺れに襲われました。

果てしもなく終わらないように思えた揺れは一体何分続いたでしょうか。

様々なものが転倒、あるいは落下してました。

(落下したテレビが無傷で、未だに使えているのは驚きです)

IMGP4093.jpg

「その時間」で止まっていた時計。


地震の途中で停電。

表に出てみるとアスファルトの表面に割れ目がいくつも走っていました。

幸い、人的な被害はお客さま、スタッフともなく、利用されていたお客さまも無事帰宅。

少し落ち着いて施設を点検すると、地盤が落ちている場所や建物にも少なからずダメージがありました。

水道も止まりました。

施設は息を止めたように感じました。

IMGP4037.jpg

このようなクラック(割れ目)が何カ所も。


少々個人的なことですが。

その日は地区の公民館に避難しました。

他にも数名のお年寄り(一人暮らしの方ばかり)とともに、ほとんど絶え間なく襲ってくる強い、弱い揺れにまんじりともせず一夜を明かしました。

「原発は大丈夫だろうか」

誰かが持ち込んだラジオから原発は緊急停止したというアナウンスを聞いたときは、ひとまずほっとしたものです。


その原発が最大の関心事になったのは翌日から。

手回しラジオで、どうやら心配が現実になりつつあることを知り、大きな喪失感(この感情を言葉にするのはとても難しい)を覚えました。

自動車がほとんど通らない道路。

人間の活動が全く止まってしまったのかと思うような静寂。

鳥の声さえほとんど聞かれなかったように思います。

かわりにあたりを支配したのは航空機の音でした。

いまだに低空を飛ぶヘリコプターの音を聞くとそのときのことを思い出します。

IMGP4106.jpg

福寿草がそんなことも知らぬげに、いつものように花を咲かせていました。


そんなことがあってからの3年。


同じ被災地でも、同じ福島の中でも人それぞれの3年を過ごしてきたのだと思います。

原発事故について言えば。

幸いなことに(安心のためにも長く見守っていく必要はあるとは言え)健康被害は起きていません。

農業については研究者と生産者のタッグにより農作物の安全性は保たれています。

漁業についても市場に出荷されるものについては安全と言えます。

しかし住む場所、仕事、生活を奪われ、まだ非常に多くの方が困難を強いられていることも事実。



明日3月11日は多くの尊い命が津波や震災によってうばわれた日です。



少しでも犠牲を出さないようにするにはどうしたらよいのか。

今までの3年間で得られたものは何で、これをどう今後に活かしていくか。


明日は静かに亡くなった方を悼み、私たちのこれからを考える日にできればと思います。
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